今回ご紹介する絵本は、「そらとぶパン」です。
作者は深見春夫さん、2001年に発行されました。
対象年齢は2〜7歳ごろと幅広く楽しめる絵本。
こちらの絵本は、1ページ目から釘付けになる物語。
山のトンネルから、とてもいいにおいがします。
あれ?何かが線路を走ってきました。
列車かな?いや、違う。パンです!しかも焼き立ての。
冒頭から、「パンが走ってくる」という衝撃の展開。
その後、パンが駅に到着します。
列車を待っていた人たちは、「うわぁパンが来た!」と大はしゃぎ。
それだけでは、終わりません。
なんと、パンに乗り込みます。
座席みたいにひとりひとり座れる穴が開いてるんです。
乗客を乗せて走り出したパン。
橋を超え、野を超え快適に走ります。
すると、向こうから本物の列車がやってきました!
うわぁぶつかるー!!
大事故になるかと思いきや、寸前でパンがフワリと空へ。
パンが空を飛んだのです。
そのあと、面白い雲と出会ったり、パンの国で過ごしたり、怖い思いをしたり。
そらとぶパン|おすすめポイントを3つ紹介
おすすめポイントは次の3つ
- 非現実的な展開にワクワク
- パンが食べたくなる(好きになる)
- 好奇心や想像力が刺激される
1つずつ詳しくご紹介していきます。
非現実的な展開にワクワク
焼き立てのパンが、
トンネルから出てきて
座席みたいに穴があいてて
そこに人が座って
軽快に走り出す
非現実的でワクワクしますよね?
親子でワクワクできる物語になっています。
多くを語ると物語のネタバレになるので控えますが、その後の展開も摩訶不思議。
最後まで、現実の世界では味わえない経験をさせてくれます。
絵本の世界にどっぷりハマって楽しめますよ。
パンが食べたくなる
焼き立てのパン列車をはじめ、パンの国でさまさまな工夫をこらしたパンが登場します。
乗客たちは、パンの国の住人に歓迎されてお腹いっぱいご馳走になるんです。
シンプルに一言。美味しそう!!
「なんだか、パンが食べたくなったな。」
これがわたしの感想です。
パンが苦手なんです。というお子さんも、絵本を通してパンに親しみを持つんじゃないかなと。
読み終わったあと、「パンの国に行く?」なんて誘ってパン屋さんに行ってはいかがでしょうか。
もしかしたら、何が変化があるかもしれません。
好奇心や想像力が刺激される
1つの目のポイントでお伝えしたとおり、非現実的な展開にワクワクさせられます。
次はどうなるんだろう?
こんなことが起こるの!?
無事に助かるかな?
こんな言葉や気持ちが出てくる物語になってます。
まるで自分が絵本の世界に降り立ったような、そんな錯覚を楽しめる作品になっていました。
そらとぶパン|おすすめしたいパパママ
最後に、この絵本をおすすめしたいパパママをご紹介。
こんなパパママにおすすめ
・好奇心や想像力が豊かになってほしい
・パンが大好き(好きになってほしい)
・我が子と絵本の世界に入り込んでみたい
とても楽しいパンの旅。
読み終える頃には、お腹がペコペコかもしれませんね。
この絵本をキッカケに、パン作りを始めるご家庭もあったそう。
ぜひ、そらとぶパンを堪能してください。
他にも面白いパンの絵本があれば知りたい!そう思ったパパママへ。
【パンどろぼう】パンがパンを盗む痛快なお話。どうぞお楽しみください。
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