ぼくのねこみなかった?|どんな絵本?
作:エリック・カール、1991年12月に発行された絵本です。
「できるかな?あたまからつまさきまで」に続く、エリック・カールさんの作品ご紹介です。
ぼくのねこ、どこにいったの?見なかった?
あっちにいるよ。と指差された方に行くと少年が探すねこと大違いな動物が。
いつの間にか世界中を探し回ることになります。
対象年齢は4歳から。
うちの娘は2歳9ヶ月ですが、ニコニコ楽しんでました。
繰り返しが楽しい絵本なので、0歳からでも十分楽しめる内容ですよ。
では、物語を簡単にご紹介します。
主人公は、ねこ科の動物たち。
「ぼくのねこ知らない?」という少年の問いに
世界中で出会ったひとがあっちだよと指差してくれます。
指差した先に向かうものの、そこにいたねこは違う。
「これはぼくのねこじゃないよ」
この繰り返しで、ねこ科の動物ってこんなにいるんだね!と学びにもなります。
ページいっぱいに描かれた動物たちと民族衣装、世界中を旅する絵本です。
ぼくのねこみなかった?|おすすめポイントを3つ紹介
おすすめポイントは次の3つ
- 子どもの反応がカワイイ
- 語りかけ絵本として一緒に楽しめる
- 世界中を旅している気分になれる
1つずつ詳しくご紹介していきます。
子どもの反応がカワイイ
ページをめくるたびに登場するねこ科の動物たち。
ねこって小さくて可愛らしいイメージですよね?
これが違うんです。
トラ、チーター、ジャガーなど迫力満点!
見開きいっぱいに描かれた、カラフルで躍動感あふれる動物たちが子どもの興味を刺激します。
カッコイイ動物好きのお子さんは大興奮かもしれませんね。
娘は、「うわぁ大きいね!」「こ、こわい~」などなど登場する動物によってさまざまなリアクションを披露してくれました。
エリック・カールさん独特の絵のタッチが素敵なので、大人も楽しめますよ。
語りかけ絵本として一緒に楽しめる
この動物はなにかな?じゃあこれは?
こんな感じで語りかけ絵本としても楽しめます。
もう一つ嬉しいのが、文字が少なく読むのが簡単というところ。
絵本は読み聞かせるのも大切ですが、一緒に楽しめるのも醍醐味ですよね。
また、読み進めるなかで「男の子のねこじゃないんだって。これも違うんだって。」
なかなか見付からないねぇ。
探しているけど見付からない状況を考えさせる機会になります。
少年が世界中を回ってねこを探している。だけどなかなか見つからない。
でも、諦めない。そして最後に最愛のねこを見つける。
一連の流れやストーリーを頭で考えること。それは知育の要素も含んでいると感じました。
世界中を旅している気分になれる
どこの国を訪れているかはわかりません。
ただ、いろいろな国を探し回っていることは確実です。
カウボーイや原住民族、エジプトっぽい雰囲気などなど、ここはどこ?次はどこに?
といった感じで親も楽しめます。
絵本の中で世界一周している気分。
と言えば大袈裟ですが、子どもはワクワクした気持ちでページをめくることでしょう。
ぼくのねこみなかった?|おすすめしたいパパママ
最後に、この絵本をおすすめしたいパパママをお伝えします。
こんなパパママにおすすめ
・時間がない、読み聞かせが苦手などで普段読めていない
・異文化や民族衣装など世界の広さを感じさせてあげたい
・エリック・カールの作品が好き
簡単に読めて、大迫力の絵を楽しめて、世界を旅できる絵本です。
サクッと読めるので、お子さんとの時間があまり取れないパパは時間を見つけてぜひ読んであげてください。
とても喜んでくれますよ。
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