くっついた|どんな絵本?
「くっついた」の作者は三浦太郎先生で、2005年8月に発行された絵本です。
今が2021年なので、もう16年も第一線で愛されている絵本です。
皆さんは三浦先生をご存知ですか?
国内での活躍はもちろん、ヨーロッパのコンクールで入選を重ね、
- スイス
- イタリア
- スペイン
など海外でも絵本を出版されているスーパー絵本作家です。
今回ご紹介する「くっついた」は、幸せのはじまりと綴られています。
この絵本が生まれたエピソードを簡単にご紹介します。
生後3か月を過ぎてもなかなか笑ってくれない赤ちゃん。
いないいないばあっ!をしても反応はなし。まだ笑ってくれないのかな。と寂しい思いをしていました。
そんなある日、赤ちゃんのモチモチほっぺを触りながら何気なく頬を寄せて、「くっついた」と声に出しました。
すると、赤ちゃんが笑ってくれたんです。
なんだ!こんな単純な事だったのか!!と気付かれたそう。
その日以来、ご家庭では「くっついた」が合言葉になり、こんな温かい家庭が増えてほしいという思いで作られたとのこと。
絵本の作成秘話を聞くと、何だかより一層この絵本への愛着が湧きますね。
くっついた|おすすめポイント3選
大ベストセラーなので、おこがましいですが私が感じたポイントを。
おすすめポイントは次の3つ
- 色の刺激
- 赤ちゃん向けだけど長期に渡り活躍
- 親が温かい気持ちに
1つずつ詳しくご紹介していきます。
色の刺激
赤ちゃんは視力があまり発達していません。
とある文献によると、生後2ヶ月時点で0.02、そこからグンと成長して生後半年で0.2まで視力が上がるそう。
赤ちゃんの視力について詳しくまとめた記事があるので、気になった方はどうぞ。

読み聞かせを始める人が多い生後3か月頃は、うっすらぼんやり何かが見えている状態です。
しかし、何かはわからない。
ただ、「色」の違いは識別できるみたいで、この絵本はその部分が優れています。
1ページ毎に異なる色が配色されており、ページをめくるたび赤ちゃんに色の刺激が伝わります。
何が描かれているかわからないけど、色の変化は感じ取れる。
そういった工夫が施されているので、読み聞かせる度に、そして成長する度に楽しめるポイントが増える絵本だと感じました。
赤ちゃん向けだけど長期に渡り活躍
赤ちゃん向けの絵本ですが、2歳頃まで活躍してくれます。
実際、娘は2歳になってもこの絵本を楽しんでいました。
色の変化を楽しんでいた乳児から、物が識別できる幼児に成長し、動物を理解して言葉に出す2歳過ぎまで対象年齢は幅広いと実感しています。
「この動物は何かな?」「ゾウさんのどこがくっついたかな?」など、語りかけ絵本としても活躍してくれます。
控えめに言って、コスパ最強です。(価格は1,000円切ってますしね)
親が温かい気持ちに
「くっついた」というタイトルの通り、スキンシップを楽しめるのも素敵ポイント。
絵の雰囲気や、セリフが読み手である親を温かい気持ちにさせてくれます。
そして、赤ちゃんとほっぺをくっつけると私たち親は幸せホルモンがドバ~と溢れます。
大きくなると自我が芽生えて、ほっぺをくっつける難易度が上がりますが、絵本の力を借りれば簡単なもの。
私だけかもしれませんが、パパが娘のほっぺにスリスリなんて普段は恥ずかしくてできませんからね。
イヤだ!っと断られたらショックですし。
共感してくれるパパがいると嬉しいです。
くっついた|こんなパパママにおすすめ
最後に、「くっついた」をおすすめしたいパパママをお伝えします。
こんなパパママにおすすめ
・赤ちゃん向けの絵本を探している
・子供とくっつきたい
・コスパが良い絵本を探している
この絵本が気になった!という方は一度チェックしてください。
買って損はない。と断言できる名作ですよ。
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