いろいろばあ|どんな絵本?
今回ご紹介する絵本は、「いろいろばあ」です。
作:新井洋行、2011年7月に発行されました。
新井先生は、「ひ ぼうぼう」「おつきさまのかぞえうた」などなどでお馴染み、温かみがある作風の作者さんです。
「いろいろばあ」は、さまざま色が絵の具のチューブから楽しくおかしく登場するお話。
いっくよー!という掛け声から、赤がいろいろ…ばあ!
絵本いっぱいにおばけみたいな赤い絵の具が勢いよく登場。
青、黄色と続いていきますが、それぞれ違うかたちで登場します。
そして、赤や青など単色だけではないんです。
いろいろばあ|おすすめポイントを3つ紹介
おすすめポイントは次の3つ
- 読み聞かせが簡単で笑顔が増える
- 思わずマネしたくなる
- 色の不思議が学べる
1つずつ詳しくご紹介していきます。
① 読み聞かせが簡単で笑顔が増える
赤ちゃんの時期から楽しめる本作。セリフは少なくシンプルです。
なので、パパママは気軽に読み聞かせることができます。
セリフが少ない故に、感情を込めて読んであげないと淡白になってしまいます。
しかし、深く考える必要はありません。
その通りに読むだけで、感情が伴ってくる工夫が施されています。
例えば、赤がいろいろ…で1ページが終わり、次のページに「ばあ!」とインパクト大の赤色絵の具が登場します。
ページをめくる間が、我が子をワクワクさせ親も気分が乗ってきます。
絵本の内容は間違いなく、子どもはニコニコ大喜び。
せっかく読み聞かせるなら、親子ともに笑顔で。
②思わずマネしたくなる
さまざま色が登場する時の音が楽しいんです。
例えば、
ばあ!
ぽっぽっぽ
ぶにゅ!
子どもがマネしたくなるリズムばかりです。
ページをめくる度に、親に続いて子どもが繰り返すんです。
音だけじゃありません。
絵の具のポーズもマネしたくなるポイント。
おばけみたいに、ばあ!
バナナみたいにぶにゅ!
色ごとに音や動きが違うので、刺激たっぷりワクワクです。
想像するだけで、楽しい親子時間になりませんか?
「もう一回!」とリクエストされる絵本ですね。
③色の不思議が学べる
なんとこの絵本。赤・青・黄色の3色がメインなのですが、読み進めると色が混ざるんです。
赤ちゃんの時期は、楽しい音のリズムでニコニコ。
2、3歳頃は音マネしたりチューブの様子を体で表現したり楽しんで。
4、5歳は、混ざって色が変わる不思議を感じたり、色の勉強ができたりします。
赤と青が混ざるとどうなるかな~と言いながらページをめくって紫になった!
黄色と青で…緑に!
こんな感じで、考えさせながら読み聞かせることができます。
年齢を重ねるごとに、理解度が増して楽しめる要素が変化する絵本ですね。
いろいろばあ|おすすめしたいパパママ
最後に、この絵本をおすすめしたいパパママをお伝えします。
こんなパパママにおすすめ
・楽しい知育絵本が欲しい
・色を覚えさせたい
・読み聞かせが簡単で子どもの反応が良い絵本を探している
赤ちゃん向けかな?と思える表紙ですが、5歳のお子さんでも楽しめる絵本です。
色で遊んで、音で遊んで、親子一緒にニッコニコ。
楽しい親子時間にしてくださいね。
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