はるのうた|どんな絵本?
「はるのうた」は、もち なおみ先生が手掛けられ、2020年1月に発行された絵本です。
シマリスと雪うさぎの秋~春にかけての物語が描かれています。
親元から離れて暮らすことになったシマリスとお友達になった雪うさぎ。
一度は離れ離れになりますが、季節が流れて2人はまた出会い、一緒に楽しい時間を過ごします。
ほのぼのとした雰囲気で心が優しくなる友情絵本。
なんと、構想から完成まで12年もの歳月だったそう、驚きですね。
それだけ気持ちがこもった作品なんだなぁと思うと、この絵本がより素敵に見えました。
はるのうた|おすすめポイント3選
おすすめポイントは次の3つです。
- とにかく可愛い
- 季節(時)の流れを感じることができる
- 物語がわかりやすい
1つずつ詳しくご紹介していきます。
とにかく可愛い
まず一番初めにお伝えしたいこと。それはとにかく可愛い。
ペンか筆で書いているにしても、すごい温かみがある絵本だなと読み進めていました。
途中で気付いたんです。「これ、書いてない!」と。
なんと羊毛フェルトで作られていました。
めちゃくちゃ手の込んだ作品で、シマリスの表情やパラパラと舞う雪の表現、最後の雪うさぎと楽しそうに遊ぶシーンなどなど。他の絵本では描けない世界観が圧巻です。
本当に惹きつけられます。そして癒されます。
季節(時)の流れを感じることができる
季節は秋、親元を離れて1人で暮らすことになったシマリスのチョコくん。
不安で寂しい思いをしていた時、目の前に雪うさぎのネネちゃんが現れました。
お友達になって一緒に楽しい時間を過ごします。
そして季節は流れて冬に。シマリスは冬眠の時期です。
春になったらまた遊ぼうね!とネネちゃんとお別れします。
季節は流れて春。
綺麗な花々がシマリスの目覚めを待っていました。
温かい日差しのもとで、雪うさぎのネネちゃんと再会します。また会えたね!
二匹はとても嬉しそうに駆け寄り、春を満喫するのです。
出会い~別れ~再会という時の流れを季節と合わせて表現しているのですが、とてもわかりやすい。
物語がわかりやすい
②でも触れた内容になります。
ストーリー絵本なのですが敷居が低いと言いますか、まだ物語は早いかな?という年齢のお子さんも楽しめると思います。
パパママの読み聞かせ力だったり、語りかけはもちろん必要ですが、
親目線でも「この後どうなるんだろう?」と気になる展開になっています。
はるのうた|こんな人におすすめ
最後に、「はるのうた」はこんなパパママにおすすめです。
こんなパパママにおすすめ
・ストーリー絵本のデビューを考えている
・フェルト絵本に興味がある
・季節の変化を感じさせてあげたい
羊毛フェルト絵本は、普段目にしない希少な絵本だと思います。
パパママもお気に入りの一冊になること間違いなし!
これまでに感じた事のない、可愛い世界観をお子さんと楽しんでください。
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